◆3シリーズツーリングのグレードと価格

※グレード名は「ツーリング」の名が付きますが、ここでは省略します。
ガソリンエンジン・320i SE(4,940,000円)
・320i (5,670,000円)
・320i M Sport(6,190,000円)
・330i M Sport(6,690,000円)
・M340i xDrive(10,050,000円)
320iは最高出力184PS/5000rpm、最大トルク300Nm/1350rpmを発生させ、
330iは最高出力258PS/5000rpm、最大トルク400Nm/1550rpmを発生させる2Lターボ。
M340iは最高出力387PS/5800rpm、最大トルク500Nm/1800rpmを発生させるBMW秘伝の3L直6ターボ。
予算ガン無視していいならM340iが本当に欲しいです。サンタさんお願いします。
ディーゼルエンジン・320d xDrive(6,140,000円)
・320d xDrive M Sport(6,666,000円)
↑
今回の試乗車2L4気筒のディーゼルエンジンは
最高出力190PS/4000rpm、
最大トルク400Nm/1750~2500rpmを発生させます。
ディーゼルは四輪駆動の
xDriveしかありません。
先代はFRモデルもあったのでいずれ出るかもしれませんが、330i Mスポと320d Mスポの値段が3万円しか変わらないので、個人的にはもんんのすごく悩みます。(買いたい)
3シリーズツーリングのここが○
・モデルチェンジのお手本
7年ぶりにフルモデルチェンジを受けた3シリーズツーリング。
今までの強みだった走りはもちろん、弱点だったインテリアの質感や先進安全装備まで全てがアップデートされていて、
CクラスやA4を大きく引き離すんじゃないかなと。
Cクラスと3シリーズ(特にMスポ)では乗り心地やスポーティさは違ってくるので、この辺に関しては完全に好みの部分ではありますが、
メルセデス教信者の私も3シリーズのインテリアにうっとりしてしまい正直買いたいくらいです(笑)
それでいながら価格も先代320iツーリングMスポが
608万円(税8%)に対して新型320iツーリングMスポは
619万円(税10%)と、
税10%に合わせたら価格は据え置きレベル。
サプライヤーや2次下請け的にはもっと値上げして欲しいんだけど(笑)、車を買う側からすればこれほど嬉しいことはありませんよね。
セダンのG20は去年の
日本カーオブザイヤー インポート部門と、
RJCカーオブザイヤーのインポート部門をそれぞれ受賞しているのも納得すぎるくらい、この車の総合的な完成度はめちゃくちゃ高かったです!
3シリーズツーリングのここが○・全幅1,825mm
モデルチェンジしていく度に肥大化していく車たちですが、いい加減糖質ダイエットでもしたらどうッスかね。
あ、でも高校の担任が糖質ダイエットは意味が無いとか言ってました。(農業科の先生)
新型3シリーズもそんな時代の波には逆らえられず、1,800mm→1,825mmと幅が広がってしまいました。
先代では日本専用のドアハンドルを用意して、全幅を1,800mmに抑えていましたが、新型の全幅はグローバルで統一とのこと。
ですが、A4では1,840mmですしV60は1,850mmとDセグでもこのくらいの数値が当たり前になる中で、
2019年にデビューしたのに1,825mmに抑えたのはすごいと思います。ちなみにCクラスは1,810mmですが、この車は2014年デビューなのと、新型CLAの全幅が1,830mmなので次期Cクラスの全幅は1,840mmを超えると予想ができますし、BMW的にもこの車は
日本で売れてもらわなきゃ困るくらいに力が入っているんでしょう。
3シリーズツーリングのここが○・ディーゼルエンジンとATの相性
これも進化の度合いが凄かったです。
先代は特に低いギアでのシフトショックが強く、またシフトダウン時でもショックは割と強めでした。
言い方を変えればスポーティですが、プレミアムブランドの車としてはちょっと躾がよろしくない一面もあったのが気がかり。
それが新型ではキツめのシフトショックは皆無で、かと言ってトルコンが滑るようなヌメッとした変速感など無く、スムーズでいながらも
積極的にハドルシフトを弾きたくなる気持ちよさには、ハンドリング並の感動がありましたね。

3シリーズツーリングのここが☓
・硬い乗り心地
こりゃびっくらこきましたわ。
私が試乗させていただいたのは320dのMスポーツで、恐らく
パッシブダンパーで16インチのスタッドレスを履いていましたが、路面の凸凹を通過するたびに眠気が覚めるくらいの硬い乗り心地にはびっくりしちゃいました。
登録直後のまっさらな新車でしたが、それを差し引いてもノーマルタイヤの18インチランフラットの乗り心地を考えると、スポーティでいながらとろけるほど気持ちいい乗り心地を味わえるエアサス搭載のCクラスに気持ちが傾いてしまいそう。
ファストトラックパッケージを選ぶと19インチに電子制御ダンパーが付いてきますが、この組み合わせは乗ったことがないので乗り心地についてはなんとも言えません。
ファミリーカーとして使うのであれば、
Mスポは避けるかMスポであれば走行距離3万キロくらいを超えた中古車が良さそう。
先代の320dがパッシブダンパーに19インチのスポーツタイヤでも、乗り心地は快適かつ走りも楽しめる気持ち良さがあったので、ここは年次改良でアップデートされていくと良いな。
3シリーズツーリングのここが☓・太すぎるステアリングホイール
これもびっくらこきましたわ。
※Mスポ以外のグレードはここまで太くはありません。先代もMスポは他車に比べて太いステアリングホイールで、控えめのパワステとも相まって明確なスポーティさはありました。
新型がどのくらい太いかと言うと、
普通に握ると親指と他の指がギリ交わるレベル。
私は身長168cmで手のサイズはまあまあ普通なので、小柄な女性は結構運転し辛いかもしれません。
でもそんな女性が3シリのMスポを堂々と運転しているのを見たらギャップ萌えしてしまうちょろい新井さん。
スポーティじゃないBMWは見たくないけど、いくらなんでもこれはやりすぎかなとも思います。
けど欧米人からすればこのくらいもちょうど良いのかも??
3シリーズツーリングのここが☓・ディーゼルのFRが欲しい
先代では気になることも多かったディーゼルエンジンですが、
新型では粗探しをするのが難しいくらいに音も振動も良くなっていて、気持ちよく回るという今までの良さもさらにアップデートされた320d。
予算度外視なら直6エンジンのM340i xDrive一択ですが、
ディーゼルが輝けるワゴンというボディタイプであれば、価格的にも320dにしたいところ。
ですが、ディーゼルには四輪駆動のみとなった新型は、人気が集中するMスポで
666万6千円で、先代にはFRのみしかなく価格は
633万円でした。
今までカタログモデルには無かったディーゼル×四輪駆動は確かに需要は大きそうですが、
やっぱりリーズナブルなFRモデルも欲しいなと思います。
逆にガソリンは四輪駆動が消えたのは謎。(M340iを除く)
まとめ!

はい!ということで間隔が開いてしまいましたが、3シリーズツーリングの試乗レポートをお届けしてきました。
こりゃボルボもメルセデスもうかうかしてらんないくらい、全てがアップデートされた3シリーズツーリング。
V60も大のお気に入りですが、ちょっと乗り換えたくなってしまうくらい、この車のクオリティにびっくらこきましたわァ。おわり!!
今日も最後までご覧頂きありがとうございました!
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次回は明後日の20時公開ですので良かったらまた見てください!!
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