メルセデス・ベンツA200d試乗レポート第4弾!
Aクラスの走りはメルセデスの名に相応しいのでしょうか。
Aクラス試乗記事一覧Aクラスのグレードと価格A180(1.33Lガソリンターボ) 328万円
A180 Style(1.33Lガソリンターボ) 369万円
A200d (2Lディーゼルターボ) 399万円
今回試乗したのは2Lディーゼルターボの
A200dで、AMGライン無しのモデルになります。
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運転席に座ってみてまず感じたのが、
シートが意外と小さいこと。
バックレストは普通でしたが、座面の横幅がなんだか狭い感じがして、膝より下がO脚っぽくなるドラポジでした。
アクセルペダルとフットレストはそれぞれ正しい位置にあったので、余計にそう感じたんでしょうね。
メルセデスミー東京でA180 styleのAMGラインを試乗したときにはあまりそう感じなかったので、AMGラインのシートは違うものになるので、それが関係あるのかただ単に私が太ったかのどっちかです。(たぶん後者)

ドラポジを合わせたらエンジンスタート!
エンジンボタンはよく見たらFR系のメルセデスとは違う物でした。
アイストオフのスイッチがそこにあるので一瞬BMWに乗ってるのかと勘違いしそうなくらいそっくり(笑)

(Cクラスのエンジンスタートボタン)
エンジンのスタートボタンはFR系メルセデスのが超圧倒的に優勝レベルでかっこいいので、変なとこで差別化せずに統一してほしかったですね。

アイドリングではディーゼルの音質は確かに感じられましたが、ボリューム自体は静かなので、同じエンジンを積むCLS220dにも似ています。(CLSは縦置き、Aは横置き)
A200dと同じエンジンを積むCLS220dの記事はこちらエンジンスペックは、2L直4ディーゼルターボ
150ps/3400~4400rpm
32.6kgf·m/1400~3200rpmこれに8速のDCTを組み合わせています(ガソリンは7DCT)
Cセグの車なら十分のパワーとトルクかなと思います。
停止状態からアクセルを踏み込むと、メルセデスの伝統である「よっこいしょっっ」という一息つく感じがなく、アクセルをちょっと踏んだだけでグイっと進んでいくので、なんだか別のブランドの車に乗っているようで戸惑いました(笑)
ディーゼルなので低回転からモリモリトルクと、車重も1470kgと重くないので、メルセデスに乗りなれた人がA200dを運転すると、「速い速いちょっと待って落ち着けーwwww」ってなること間違いなし。
他ブランドからの乗り換えであれば違和感なく運転できるかもしれませんが、メルセデスの美点として、
世代の違う車や違う車種に乗り換えても戸惑うことなく操作や運転ができるという所があります。
そういった意味では今回のAクラスは、アクセル操作に対するレスポンスが今までのメルセデスとは正反対なので、ここは今まで通りに戻して欲しいなというのが本音でした。

アクセルを少し踏んだだけでも元気に走るので、Sportsモードで走るとあっという間に法定速度までいってしまうので、警察のお世話にだけはならないように気をつけましょうね。

走行中のディーゼルの音については、
巡航中はエンジンの存在を忘れるほど静かでした!
ガソリンエンジンよりも1段多い8DCTのおかげで、常に低回転をキープできるので、良い意味で存在感がないほどでした。
MAZDA3のディーゼルと比べると、回したときの音はAの方がガソリンエンジンっぽい音質で、MAZDA3の方がディーゼルらしい音質でした。
音量自体はMAZDA3の方が静かで、A200dは回すと音量は少し聞こえてくるかな。

試乗車のA200dにはAMGラインのオプションが付いていないので、タイヤサイズは205/60R16と、このご時世では可愛らしいサイズです。
60扁平の16インチなので乗り心地はもちろん良好。バネサスにパッシブダンパーの組み合わせですが、路面が荒れたところでもぴょこぴょこ跳ねたり不快な揺れもありません。
リアサスも左右独立のマルチリンクからトーションビームに変わり、悪い言い方をすればコストカットですが、それでも先代より乗り心地が良くなってるんだから不思議な話ですよね。
ちなみにMAZDA3もアクセラ時代はマルチリンクでしたが、MAZDA3はトーションビーム。
マツダのエンジニアは、「トーションビームでも味付け次第では乗り心地は良くなる」と言っていましたし、実際MAZDA3の乗り心地は車に乗っていることを忘れるくらい自然と運転ができるほど良かったです。
やっぱりAクラスとMAZDA3って似てるよね。
乗り心地に関してはA180のAMGライン18インチモデルでも不快には思いませんでしたが、やっぱりドイツ車は距離走ってナンボなので、3万キロあたりを超えればもっとメルセデスらしい路面に吸いつくような接地感や、当たりの優しいうっとりする乗り心地になるんでしょうね。
16インチと18インチの最大の違いは、ロードノイズの大きさ18インチのA180に試乗したときはびっくりしましたもん。これロードノイズ単体で評価したら100万円の車じゃん!!って。
そのくらい常にやかましいロードノイズとお付き合いする羽目になったので、AクラスのAMGラインを買う人はタイヤを替えましょう。
ですが、16インチのAクラスはあのロードノイズはどこ行った?ってほどに静かでした。
もちろん無音レベルではありませんが、Cセグの平均レベルを上げるくらいに静かだったので、同じ車種でもタイヤひとつでここまで変わるもんなんだなと、タイヤの重要性を改めて実感しました。
ハンドリングはもちろん18インチの方が反応も良いですが、16インチのおっとり系ハンドリングに癒やされるのも良いかもしれませんね。

Aクラスには
シートキネティクスという機能が付いていて、走行中なるべく疲れないようにシートを最適なポジションに自動で動かしてくれるという機能。
自動で動かしてくれると言っても、少ししか動かないのでドラポジがずれて危ないなんてことはないのでご安心を。

ディーラーに戻ってバック駐車をする際
ステアリングがめっちゃ軽かったです。速度に応じてパワステのアシスト量が変わるタイプなのですが、いくらなんでも軽すぎじゃない?というくらいだったので、据え切りしまくってすぐタイヤがツルッツルにならないようにだけ気をつけましょう(笑)
A200dドライビングフィールまとめ!
A200dは静かなエンジンと16インチタイヤによる静かな室内空間、穏やかな乗り心地はちゃんと
メルセデスの名に相応しい車でした!昔のメルセデスを知ってる人からすれば、Aはまだまだと思うかもしれませんが、少なくとも私はそう感じました。
インテリアの質感は置いといて、乗り味だけで見るならAMGライン無しのA200dは小さな高級車。
4420mmの全長と1800mmの全幅はどこへ行っても安心して運転ができるちょうどいいサイズ。
大きい高級車はもちろん良いけど、ストレスなく取り回しができるAクラスも良いですよ。
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今日も最後までご覧頂きありがとうございました!
このブログが誰かの車を購入するきっかけになれば嬉しいです!
次回は明後日の20時公開ですので良かったらまた見てください!!
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