◆グレードと価格
・GLE300d 4MATIC 9,400,000円(消費税率10%)
2L直4ディーゼルターボ 245馬力/51.0kgf·m
・GLE400d 4MATIC Sports 11,090,000円3L直6ディーゼルターボ 330馬力/71.4kgf·m
・GLE450 4MATIC Sports(ISG搭載) 11,530,000円(消費税率8%)
3L直6ガソリンターボ 367馬力/51.0kgf·m
GLE450のスペックはこちら
ホイールベースが3m近くもある巨体なのに最小回転半径が5.6mで収まるのはさすがメルセデス。
どんなに大きな車でも、最小回転半径はとことん小さくするのが昔からの伝統なんですって。
GLEのエクステリア編とインテリア編はこちら
GLE記事一覧今回試乗させて頂いたのは最上級グレードの
GLE450 4MATIC Sportsというグレードです。
◆あの音がしないぞ??

ブレーキを踏んでエンジンを掛けるといつもの音がしません。
この車は直6の3Lターボに
ISGというスターターと発電機の機能を持つシステムが搭載されています。
私は理系は大の苦手なので、詳しい説明はできませんが、
ざっくりいうと48Vのマイルドハイブリッド。ISGについて詳しくはこちらそのためアイドリングの振動はなく、もちろんエンジン音はほぼ聞こえず、
聞こえてくるのはエアコンの送風音のみ。この日は猛暑日だったのでエアコンガンガンでしたが、エアコンをつける必要のない日なんかだとアイドリング中もほぼ無音で広い室内空間とも相まって、リビングにいるかのようなリラックス感があるんだろうな。
GLEの大きなボディにビビりながらメルセデスミーを出発!
GLEはフロントカメラも標準装備!今回はエントランスからの出発だったので、いつもの駐車場からよりはひろいのですが、それでも大きさにビビってたらスタッフの方がフロントカメラをONにしてくれたのでなんとか出ることができました。
出典:https://youtu.be/lXlIW3V7D4Eまず初めに思ったのは、
ヘッドアップディスプレイがでかい!そして情報量がすごく豊富!!HUDの写真を撮り忘れてしまったので拾い画ですみません。
私のCクーペと比べても大きさは倍くらいありますし、速度、道路標識、ナビ以外にも写真のようにタイヤのグラフィックや(オフロード走行時に使うのかな?)車体の角度なんかも表示できてちょっと羨ましかったです。

メルセデスと言えば
「よっこいしょ」といった感じの出だしが伝統なのですが、GLE450は出だしが軽やかでメルセデスに乗り慣れてる人からすれば最初は少し困惑してしまうかも。
GLE450の車重を調べてみたらなんと
2390kgもありました!
Aクラス以降はアクセルのレスポンスも元気な方向になってきているので、GLEもそれに倣ったのでしょうけれど、この車重を感じさせない軽やかな出だしは、やっぱりISGのおかげなんでしょうね。
そして信号で停止するときも、
時速10kmくらいでアイドリングストップが作動しました。◆不思議なパワートレーン

青山通りへ出る信号でしばらく停止します。
純エンジン車の場合、エアコンガンガンだとアイドリングストップは作動しないことがほとんどですよね。
けどGLE450は48Vのマイルドハイブリッドが搭載されているので、
アイドリングストップ中もエアコンがガンガン効いているので嬉しい限り。
そしてアイドリングストップからの復帰ももちろん超静か。直6エンジンでISGが無くても静かなんでしょうけれど、元々が静かなエンジン×マイルドハイブリッドって静粛性的に、鬼に金棒レベルの組み合わせですよね。
エンジンスペックは、
最高出力367ps/5500~6100rpm、最大トルク51.0kgf·mとエンジンだけでも十分なのに、これにISGと48V電気システムによって最高出力16kW(約22ps)、最大トルク250Nm(約25.0kgf·m)と文系の私にはよく分からんけど、とりあえず速いんだろうなというのは簡単に想像できます。
青山通りに出て、田舎もんには恐怖でしかない片側4車線の道路、運良くガラガラだったのでちょっとアクセルを踏んでみると、約2.4tもの車が一瞬のうちに制限速度に到達してしまいました。
しかも、直6のエンジン音はほとんど聞こえて来ないのでまるで
EVにでも乗っているかのようなスムーズさにびっくり。トランスミッションはお馴染みの9ATで、変速したことに気付かないレベルのスムーズさと、存在を全く感じなかったロードノイズのおかげで、ヘッドアップディスプレイのスピードを常に見てないとパトカーのお世話になっちゃうかも(笑)
同じパワートレーンを積んだCLS450は、直6エンジンの音を積極的に聞かせてくれる車だったので、GLE450もそうなのかと思ってたら真逆でびっくりしました。このパワートレーンにAMGの手が加わったGLE53はきっと直6の快音を響かせてくれるんだろうなぁ(にやけがとまらない)
◆乗り心地はなんだこれ

そして気になる乗り心地。
この車はエアサス+電子制御ダンパーの組み合わせ。そして車重が2390kgとなれば、乗り心地が良いってことはすぐ分かると思います。
めっっっっっっっっっっちゃ乗り心地良くてビビったッス。試乗コースにはきつめのコーナーがあり、そこは段差舗装がされているため、通過すると少し跳ねるような感じの路面になっているのですが、GLE450は
「路面フラットにしといたから✋」と言わんばかりに、段差舗装を無かったことにしてくれました。
メルセデスミー東京では何度も試乗させてもらっていて、この段差舗装はいつも通っているので前にA180を試乗させてもらったときは段差舗装を通過していることをはっきりと感じました。(Aの乗り心地が悪いんじゃなくてGLEが異常なだけ)
メルセデスミー東京の試乗コースは基本的に路面の良い道なので、地元の荒れた路面や中央道の土岐~瑞浪辺りでGLEの乗り心地をもっと追及してみたいですね。
そうそう、メルセデスの乗り心地は、マイチェンで大きく変わる(良くなる)ことが多いんですよね。
けれど、初期型でこれだけ乗り心地が良いと年次改良やマイチェンでどうなるの??これ以上伸びしろある???って心配になってしまうほどでした。

試乗も終盤になると、片側一車線で路駐もしてある運転しづらい区間に突入です。
GLEのボディサイズは
全長4940mm×全幅2020mm×全高1780mmと、自動車教習所の教習車でこれが来たら逃げたくなるくらいの大きさ。
それなのに、左右ドアミラーからリアフェンダーがよく見えるので、感覚が掴みやすく六本木の狭い道でも意外と運転しやすい!!最初はあまりの大きさにビビってた車も、試乗が終わる頃には納車から半年経ったくらいの慣れがありましたね。
これはGLEに限らずですが、
メルセデスは大きい車でもすごく運転がしやすいんですよね。メルセデスミー東京でSクラスを試乗させてもらったときも、ボンネットの上に立つスリーポインテッドスターが目印になりましたし、小回りもすごく効くので全長5mの車とは思えないくらい扱いやすかったです。
これが大都会でも売れ続けてる秘訣なのかもね。
◆まとめ!
いや、ただただ凄かったです。特に乗り心地。前に試乗したSクラス(マジックボディコントロール無し)と同じくらいだったので、驚きとかはあまり感じませんでしたが、
車名が表すように、これはSUVのEクラスですからね。GLSだったら普通に納得してたかもしれませんが、一個下のGLEでこんなにも優雅な乗り心地を味わえたらGLS要らないんじゃないのって思えてきました。
SUVらしく高いアイポイント、エンジンやロードノイズなどどれもレベルの高い静粛性、そして広々とした室内空間はとてもリラックスできる空間で、サンルーフを開ければ本当にリビングにいるようで、
車というより動くリビングという言葉がぴったりなほど心落ち着く豊かな時間を過ごすことができました。
今回試乗したのはGLE450でしたが、SUVらしい力強い走りを求めるなら
最高出力330ps、最大トルク71.4kgf·mを発生させるGLE400dを、高級車らしい圧倒的な静粛性やリラックスさを求めるならGLE450が良いんじゃないでしょうか!
1000万円は20代の普通の会社員には手が出ないけど、いつか絶対新車で買ってやる!!って気持ちを持って生きる!!(宣言)
今日も最後までご覧頂きありがとうございました!
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次回は明後日の20時公開ですので良かったらまた見てください!!
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