CLA試乗レポートラスト!
最後はいつもの○と☓
2019年8月にモデルチェンジしたメルセデスのCLAを試乗してきました!
CLAの元オーナーである私が、先代CLAと比較しながら試乗レポートを書いていきます。
※初めて買った輸入車で、人生を変えてくれたと言っても過言ではないCLAの記事なので、愛が溢れちゃうかもしれませんがご了承ください。前回までのエクステリア編、インテリア質感編、機能・装備編、ドライビング編はこちら
CLA記事一覧先代CLAの元オーナーが考える新型CLAの良いところ、ダメだと思うところはどんなもんでしょう。
◆CLAのラインアップ
CLAクーペ・CLA 200d(4,720,000円)
↑今回の試乗車
・CLA 250 4MATIC (5,340,000円)
CLAシューティングブレーク・CLA 200d Shooting Brake (4,820,000円)
・CLA 250 4MATIC Shooting Brake (5,440,000円)
先代には無かったディーゼルが新型では設定されているのも変わったポイント。
エントリー価格は先代のCLA180(1.6Lガソリンターボ)より約100万円高くなっていますが、
エンジンの違いや特に装備がありえないほど充実しているので、無闇やたらに高いという訳ではなさそう。◆CLAのここが○
・もはやCクラス

はい、これが全てです。
実写を見る前から惚れ惚れしていたデザインは、実車を見ると1830mmに拡大された全幅のおかげで、Aクラスの派生ではなく
Cクラスの派生なんじゃないかと思ってしまうくらいに立派になっていました。
先代CLAも私が所有していた前期のAMGラインは、全長が4685mmもあり、先代の3シリーズとほぼ同じくらいで、色んな人に「これ600万くらいするでしょ!」と言われることも多く、エクステリアデザインはCセグとは思えない立派な車格感がありました。
新型CLAは先代が持っていた立派なエクステリアをもっと引き上げて、
Cクラスと並べてもドヤ顔でいられそうなくらい、メルセデスの美意識の高さに驚くばかりでした。
そしてインテリアは私的には501847294倍良くなった気がします。Cクラスや、はたまたSクラスと共通のエアコンスイッチは、カッチリとした操作性が良い車に乗っていることをひしひしと感じさせてくれますし、10.25インチの液晶ディスプレイを2つ並べたメーターとセンターディスプレイは見た目だけではなく、タッチパネルとなり機能性も大幅に向上し、
機能や質感もDセグレベルにまで達してると思いました。
そして乗り心地も、Cクラスいる???とCクラスオーナーが思ってしまったほど、しかもおろしたての新車でここまで快適な乗り心地になるとはほんとびっくりです。
どうでもいいけどびっくりド○キーに行きたいです。
◆CLAのここが○・デザインのバランスが良くなった

なんか偉そうなこと言ってサーセン。
先代CLAも一目惚れしちゃうほどイケメンで、あれよりかっこいい車無いわ!と思っていたのですが、クーペはちょっと頭でっかちな印象があったんですよね。
シューティングブレークならCピラー以降のボリュームが増してバランスは良かったんですけど。
それが今回のモデルチェンジで、CLSと違って制約の多いサイズの中でも伸びやかな4ドアクーペになっていたのには感動して涙を流してしまいました。(流してない)
新型CLAは「かっこいい」より
「美しい」という言葉の方が似合う車になった気がします。
さっきの「もはやCクラス」にも似ていますが、サイドから見たときのバランスの良さが、この車がDセグ並の車格感を生み出してる要素の一つと言っても過言じゃないです。
CLAのここが○・待望のディーゼルエンジン

先代にもディーゼルあったんですけどね、ドイツ本国には。
日本ではガソリンエンジンのみの販売で、日本法人の社長が「Aクラスファミリーにディーゼルは設定しない」と言っていたのをネットで見たことがありました(先代Aクラスのとき)
その頃からディーゼル欲しいマンだった私は、CLAにディーゼルがあればガソリンのCLAから買い替えるのに!と思っていましたし、特にCLAシューティングブレークはディーゼルと相性が良さそうだっただけに残念でした。
もし先代CLAにディーゼルがあってそれに乗り替えてたら今頃何乗ってんだろうな~と考えたりすると眠くなるので、仕事中、仕事に飽きたらそう考えてみましょう。
そして今回のモデルチェンジで待望のディーゼルエンジンがやってきました!
しかも
新しい世代のディーゼルエンジン!!アイドリング時は音や振動もそこそこあって、もうちょい静かなもんだと思っていたのですが、ガソリンのように軽快に吹け上がりグイグイ車を加速させていく様はやっぱり病みつきになりそう。
しかも
巡航時はエンジンの存在を忘れるほどに静かでしたね。
このエンジンとCLAの快適な乗り心地はとても相性が良く、高速道路の縦断とかしてみたくなるくらいに、
可能性を広げてくれそうなディーゼルエンジンでした。

◆CLAのここが☓
・レーダーセーフティとナビがオプション

ナビと先進安全装備って、大衆ブランドの車でも標準装備が当たり前になりつつある中で、CLAは未だにこの2つの装備がオプション扱いになっています。
レーダーセーフティは25万円、ナビは18万7千円。先代よりもエントリー価格が100万円以上アップした分、標準装備の充実度も上がったのに、何故かその2つだけオプション扱いなのは人類が誕生してから10,742番目に大きな謎でしょうね。
そして更に謎なのが、この2つは
推奨オプションとなっているため、
日本に輸入されるCLAの9割はレーダーセーフティとナビが装着されているということ。
そう、
オプション扱いなのに実質標準装備という世界三大意味の無いオプションなんですね。
なので、レーダーセーフティやナビ無しのCLAを探すのが難しいくらい。
私が所有していた先代CLAは認定中古で買ったのですが、たまたまレーダーセーフティの無い車で、きっとその年の運を使い果たしたと言っても良いくらいにレアでした。
しかも新型CLAは、MBUXを使えばナビの設定も楽で安全に出来ますし、特にレーダーセーフティは
「Sクラスと同等の装備」とメルセデスも声を大にしてアピールしています。
せっかくSクラスと同等の超ハイテク実質自動運転システムを味わえるのだから、Sクラスよりも多くの人に選んでもらえるCLAにこそ標準装備にすべきだと思います。
エントリー価格が472万円に上がり、先代と違って価格の安さをアピールしなくなったからこそ、年次改良での標準装備化に期待しよう。
◆CLAのここが☓・インテリアカラーの少なさ

これだけ美しいエクステリア。
4ドアとは言えクーペを名乗る車には華やかなインテリアも必要だと私は思います。
もちろん今回のモデルチェンジでインテリアの質感や見た目の良さは210倍上がり、本当にDセグ並の質感を手に入れたと思ってます。
そんなCLAですが、オプションでAMGレザーエクスクルーシブを付けると、
シートカラーがチタニウムグレー/ブラック、
クラシックレッド/ブラックの2種類から、レザーエクスクルーシブだと
ブラックor
マキアートベージュの2種類から選べます。


けど、この組み合わせって、Aクラスセダンと全く同じなんですよね。
そりゃ兄弟車だから一緒で当たり前かもしれませんが、ちょっと特別な4ドアなのだから、
CLAだけのインテリアカラーがあればもっとこの車の色気やメルセデスクオリティをビンビンに感じ取れるのかなとも思いました。
◆CLAのここが☓・全幅1,830mm

さすがにでかい。
けど、1830mmの全幅のおかげでCセグなのにあんなにもかっこよくて美しくて、心を鷲掴みにされる車が誕生したということを考えると☓にしていいのか分かりません(笑)
先代から50mmも広がった全幅ですが、360°カメラのおかげで運転しづらいなんてことはありませんでしたし、
都会の機械式駐車場にも入るサイズなのでその辺は問題ありません。
けど、この車はCLA。
Cセグの車の中じゃかなりワイドな部類で、
Cクラスよりも40mm広いということは
次期Cクラスの全幅は1840mm以上になるということ。
いや、もうこれ以上肥大化してどうすんの!!!まあ道の狭い日本がアレってのもありますが、国産メーカーの日本専用車もどんどん肥大化してってますしね。
確かにかっこいいんだけどこれ以上の肥大化は避けて欲しいなと、先代CLAの元オーナーは思っております。
ある意味人生を変えるきっかけになったCLAのオーナーにもう一度なりたいと思ってますし。

美意識高いメルセデス。
乗る人の内面まで美しくしてくれそう。
今日も最後までご覧頂きありがとうございました!
このブログが誰かの車を購入するきっかけになれば嬉しいです!そして、SNSでシェアして頂けるともっと嬉しいです。
次回は明後日の20時公開ですので良かったらまた見てください!!
- 関連記事
-
コメント